ドリームレシピの世界
ここは温かな料理が忘れられた心をよみがえらせる、魔法の世界。 両親のぬくもりを守ろうとする一人の少女と、星から降りてきた小さなお人形が 一緒にレシピブックを埋めていく物語です。
両親の最後のぬくもり、そしてスランプに陥ったメイプル
事故で両親を失い、ひとり残された主人公「メイプル」。失意のなか、両親が営んでいた食堂で、壁の片隅をぎっしりと埋め尽くす紙片に目をとめる。それは、お客さんたちが残していった「美味しいごはんを食べて幸せになりました」という短い書き置きだった。その瞬間、メイプルにとってこの食堂は、両親がまだ生きている唯一の場所のように感じられた。店を閉めることは、両親の最後のぬくもりを消してしまうことのように思え、結局、彼女はこの店を継ぐと決意する。
けれど、現実は思っていたほど甘くはなかった。美味しい料理は人を幸せにする——その信念を守ろうと懸命になるものの、壁は高く、経営の難しさは日々メイプルを疲弊させていく。
両親のレシピをそのまま再現しようと努めても、どこか「味が抜け落ちている」と感じてしまい、ついにメイプルはスランプに陥る。それでもメイプルは、自分の孤独や疲れを誰にも気づかれないよう、むしろ普段より明るく笑顔でお客さんを迎え続ける。
それでも、ひとりになると厨房の片隅でそっとため息をつく時間が増え、店を閉めるべきかと悩む限界に追い込まれていく。

- EP.01

忘れられた人形たちが集う場所、人形星
子どもたちに忘れられた人形たちが集まる場所、「人形星」の世界 天の川の向こう、子どもたちが覚えていない場所に、小さな星が一つありました。
- EP.02

お気に入りの人形に心が宿った?
ぬいぐるみ星には、まだ名前のない子たちが住んでいた。
- EP.03

禁忌を破ったクマのぬいぐるみ
人形星には二つの禁忌があった。 地球に戻ること。そして人間の暮らしに干渉すること。
- EP.04

メイプルの幸せと反比例するマフィンの運命
マフィンがこの地球に留まれる力は、たったひとつだった。 メイプルが幸せでいてくれること。 その瞬間にあふれる温かなエネルギーが、マフィンをここへつなぎとめていた。 だからマフィンにとって、メイプルの幸せは使命であり、生きるすべでもあった。
- EP.05

捨てられた人形たち
ある日から、メロウキッチンで不思議なことが起こり始めた。 確かに置いておいたはずの物が消えた。丹精込めて作った料理が台無しになった。 メイプルは戸惑い、自然と疑いの目はマフィンへと向けられた。マフィンは悔しかったが、犯人は別にいた。
- EP.06

メイプルの記憶
捨てられた人形たちとの騒動が終わって、メイプルはふと不思議な感覚に包まれた。 自分のそばにも、いつかあんな人形がいたような、ぼんやりとした感覚。 メイプルはその話を、悩みみたいにマフィンに打ち明けた。マフィンは何も言わなかった。言えなかったのだ。
- EP.07

古びた一枚のメモの秘密
いつからか、マフィンが目に入らない瞬間が増えていった。 メイプルは、マフィンの興味がほかの場所へ広がっているのだと思った。うれしくもあったし、理由のわからないさびしさもあった。 その気持ちが何を意味しているのかは、まだわからなかった。
- EP.08

ドリームフード
ある日、メロウキッチンに見覚えのある客が訪れた。 人形星の長老、老紳士でした。メイプルは席に着く前に尋ねました。マフィンの物語を、母の人形が辿った運命がマフィンにも繰り返されるのかを。 老紳士はしばらく黙っていました。そしてゆっくりと口を開きました。
- EP.09

ドリームレシピブック、登場
隊長が差し出したのは、見慣れない一冊の本でした。 今までのレシピブックとは違いました。それは単に、誰かを幸せにする料理を記録する本ではありません。 メイプルの料理の腕前と、マフィンの人形星の魔法(星明かりエネルギー、夢のパウダー)が組み合わさってこそ完成する、ドリームフードを作り、記録するための料理書だったのです。
- EP.10

ドリームレシピブックの秘密
ドリームレシピブックは、これまでのレシピブックとは違いました。
次のエピソード予告
Ep.Next — 예고
隔週更新予定



